毎日が特別になる。存在感のあるハーフアームチェア

もうすぐ新しい季節が始まる頃。この春にひとり暮らしや、大切な誰かと一緒に住むことを考えている人も多いはず。そんな中で、インテリアにこだわりを持つ人も増えてきて、どんな家具をどこに置こうかなんて想像することが多くなった方もいるのではないでしょうか。

中でも椅子に注目して、お話をお届けしようと思います。椅子って他の大きい家具とは違って、家の中で自分の好きな場所に移動できたり、時には一日中同じ場所でその椅子に座っていたり、その日によって椅子に対する要望みたいなものが変わりますよね。

すぐ移動できるように重くないものがよかったり、でも座り心地がよく、それでいてデザインも諦めたくない。椅子に対してそんな思いをお持ちの方、少なくないのでは。

そんなこだわりを持つあなたへ。鉄でつくられた、『軽い・座り心地が良い・なかなか見ないデザイン』という3拍子揃った椅子「HALF ARM CHAIR “ O&O EDITION ”」と、この記事で出会ってください。

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「すごくインパクトのある椅子」と第一印象は誰しもがそう思ってしまうほどの、こちらの椅子を紹介します。

座り心地や軽さ、椅子に求めるものが詰まったハーフアームチェア

この椅子の原型はもともと、「OZA METALSTUDIO」の鉄作家・小沢敦志さんによって生み出された精巧なつくりのハーフアームチェア。

小沢さんは日本でも数少ない鉄作家で、「樹憶(アンダーズ東京 / 虎ノ門ヒルズ51F)」「時の葉脈(日本橋高島屋S.C.)」などの有名な作品を手がけています。

手触りやフォルムにこだわりを持ちながらも、しなやかさと軽さを追求し、様々な体格の人が座ってもちょうどよく感じられる座り心地になるように試行錯誤を重ねてつくられました。

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特に、実際に体に触れる背もたれやアームは椅子としてとても重要な部分。加えてこの椅子の顔となる部分でもあるのです。座ると、背中全面に背もたれがないはずなのに収まりがよくて、安定感のある座り心地を体感できます。

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そしてこの椅子のフレームは、厚さ3.2mmの鉄板と3mmのアングル材でつくられているというのが、聞いて驚き。この薄さが、”ちょうどよい”を実現させているようです。

わたしたちも実際に座って、「いいねぇ」と口を揃えて言ってしまうほどで、本当にたくさんの実験をしながらつくられた椅子だということを実感しました。

部屋全体のバランスを考えながら、それでいて存在感のある一脚

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さらにこの椅子の特徴といえば、フォルムや薄さ、手触りはもちろん、ピーコックブルーとレモンイエローの組み合わせがなんとも個性的な、目を引くカラーも挙げられます。このカラーは、わたしたちのオンラインショップ「THE ONE & ONLY」とコラボして誕生しました。

『THE ONE & ONLYにしかできないこと』『特別』『誰かに自慢したい、見てほしい』そんな思いと、それでいて『存在感のある椅子』というのをコンセプトにしています。

家具は、他のインテリアとの相性も大事。つい、シンプルなものを選んでしまいがちですが、存在感を出すために何種類もの色の組み合わせから、この色に決めました。

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よく見ると、内側と外側で塗っている色が違うのが分かりますか? 
「”フレームは、この色!” と分かりやすく塗装するのではなく、部分によって色を変えています」そう教えてくれた小沢さん。実際に見てみると細かく色の振り分けがされていることでさりげないおしゃれが感じられ、目で見てより一層楽しめる椅子になっています。

OZA METALSTUDIO」のオンラインショップで販売されている椅子は、マットシルバーマットブラックの2種類。そのため、1つの椅子に5色を使うのはなかなか珍しく、作業で何が一番大変だったかを小沢さんに尋ねたところ、「色を塗る工程でマスキングテープを使っているのですが、いつも貼らないところにマスキングテープを貼るので、そこが難しかった」と少し笑いも混ぜて話していました。

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もうひとつ注目してほしいところは、椅子の内側と外側の違い。「体に触れる内側部分は滑らかに削って、外側部分はゴリッと溶接の跡をあえてそのまま残しているんです」そう教えてくれた小沢さん。外側にあるいくつか溶接の跡が、この椅子にちょっぴりアクセントを与えてくれていて、本当に見ているだけで飽きない椅子だなと感じます。

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材料(鉄)のカット、鍛金、『ほぞ組み』という方法での組み立て、細かい箇所の手作業、溶接、塗装。これらの工程を経て、出来上がる一脚。小沢さんの匠の技が、現れている作品です。

誰かの元で歴史を刻んだ硬い鉄は、姿を変えてまた違う誰かと生きていく

「鉄のイメージは冷たくて硬く、人をあまり寄せ付けないような感じに思うけれど、叩いたり熱したりすることで柔らかくなり、どんなものにでもなれる」と鉄の魅力を教えてくれた小沢さんは、大学で金工を学び、自由な発想から展開させてデザイン制作を行ってきたそうです。

そこからこの数十年、作品を生み出しながら、有名なホテルや商業施設のオブジェを完成させたり、いくつかの芸術祭や展覧会、ワークショップなどでの展示も経験。

ハーフアームチェア_小沢敦志

作家として活動され始めた当初は「自分がよいと思ったものをつくろうと思って作品づくりをしていた」小沢さんですが、ある時を境に心が変わり始めたと言います。「2009年の大地の芸術祭がきっかけでした。現地を回っておじいちゃん・おばあちゃん達から鉄の古道具を貰い集め、押し花のようにぺちゃんこに叩いた作品です。いろんな人と関わりながら作品制作をしていったおかげで、それまでの『アートって難しいよね』的な殻を破って、世の中と繋がりのある表現ができた気がします。 」と、自身のエピソードも語ってくれ、この、自分のためだけではなく、人のために作品をつくっていきたいという思いが、椅子のつくりにも詰まっているなと感じました。

大地の芸術祭_越後妻有アートトリエンナーレ2009_鉄を作る.jpg大地の芸術祭(越後妻有アートトリエンナーレ2009)「鉄を作る」

小沢さんの代表作品には、鉄の廃材を叩いたり伸ばしたりして、今までに見たことがなかった形として出来上がる作品が多く、誰かが使っていたものが小沢さんの手によって別のものに生まれ変わり、それが違う誰かの元で生き続けていく、そういった素晴らしい作品が毎日生み出されています。

一つのものが、別の形になってもずっと誰かに繋がれていくって、本当に素敵なお話です。

そんな作品をつくられている小沢さんとコラボレーションしたハーフアームチェア。

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個性的な色の椅子ですが、鉄でつくられていることによってスッキリとスタイリッシュに見えるので「浮いてる」とは感じさせず、むしろ個性が本当におしゃれに思うはずです。更に座り心地も軽さも文句なし。

椅子に求めるものが詰まった、この自慢の一脚を是非手に入れて、家の中で過ごす時間を楽しいものにしてください。

きっとこの椅子があなたにとって特別なものになり、なんでもない毎日をほんの少し色づいたものにしてくれます。

この記事でお話に上がった「OZA METALSTUDIO」のホームページから、当店では販売していない数多くの小沢さんの作品を見て購入することができますので、気になった方は下記リンクをご覧ください。
OZA METALSTUDIOhttp://ozametal.com